レオナルド・ディカプリオ主演「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のレビュー

Amazonプライムビデオで、レオナルド・ディカプリオ主演の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を視聴しました。


「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は、1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jrの自伝小説「世界をだました男」を元に2002年に製作されたアメリカ映画です。
「世界をだました男」とこの映画の原題は、共に"Catch Me If You Can"
映画のタイトルは、原題をそのまま日本語読みした形で、意味は分かり易いですが少し間延びした印象を受けます。

【監督】スティーヴン・スピルバーグ
【脚本】ジェフ・ナサンソン
【原作】フランク・W・アバグネイル、スタン・レディング
【製作】スティーヴン・スピルバーグ、ウォルター・F・パークス
【製作総指揮】バリー・ケンプ、ローリー・マクドナルド、アンソニー・ロマーノ、ミシェル・シェーン
【音楽】ジョン・ウィリアムズ

日本語タイトルはイマイチな感じがしましたが、スティーヴン・スピルバーグ監督ということもあり、映画自体はとても面白かったです。
スピルバーグ監督というと、「E.T.」や「ジュラシック・パーク」等、SFXを使った作品に目が行きがちですが、トム・クルーズやハリソン・フォード等ハリウッドの大スターを起用した作品も結構多いですね。
音楽は、映画音楽の巨匠であるジョン・ウィリアムズ。
スピルバーグ作品とジョン・ウィリアムズ音楽は、ハリウッド映画の最強タッグだと思います。


【キャスト】
フランク・W・アバグネイル・Jr:レオナルド・ディカプリオ
カール・ハンラティ:トム・ハンクス
フランク・W・アバグネイル(フランクの父):クリストファー・ウォーケン
ロジャー・ストロング:マーティン・シーン
ポーラ・アバグネイル:ナタリー・バイ
ブレンダ・ストロング:エイミー・アダムス

レオナルド・ディカプリオ演じるフランク・W・アバグネイル・Jrは、パイロットや医師、弁護士に成りすまして莫大な富を得る天才詐欺師。
「タイタニック」のディカプリオも良かったですが、今回の頭脳明晰で少しワルな感じの役どころもピッタリでした。
準主役ともいえるFBI捜査官のカール・ハンラティを、スピルバーグ監督と親交の深いトム・ハンクスが演じています。
カール・ハンラティは実在の人物では無い(エンドクレジットでは、フランクが出所した後も交流があるように描かれていますが)ようで、トム・ハンクスのキャラクターに沿った人物に仕立てられていました。
カールの真面目でひたむきな姿のおかげで、映画全体が温かみのある作品に仕上がっています。


フランク・W・アバグネイル・Jrは、父親が地元ロータリークラブの名士という裕福な家庭で過ごしていましたが、両親の離婚をきっかけに家出。
生活の為に、小切手を使った詐欺で生計を立てるようになります。
最初は小さな詐欺を重ねていましたが、パイロットの成りすましに成功したあたりから生活が激変。
事業に行き詰まった父に、高級車をプレゼント出来る暮らしを手に入れます。

しかしながら、詐欺がばれたフランクは、FBIから追われるようになります。
トム・ハンクス演じるカール捜査官とのチェイスが、タイトル通りこの映画のメインテーマになっています。
とても笑えるとか、緊張感漂うといった追跡劇ではありませんが、豪華俳優陣の力量もあって楽しく仕上がっていました。

また、もう一つのテーマとなっていたのが家族愛です。
見る前は、もっとコメディ色の強い映画なのかと思っていましたが、父親の名誉を取り戻す為に、最後まで頑張るフランクの姿がとにかく印象的。
強い絆で結ばれたフランク父子に共感するカールの心情も、上手く描かれていました。

更に、無期懲役やむなしの状態からの大どんでん返しとも言えるラストは、事実に基づいているだけに驚きでした。
ラストのフランクとカールが捜査内容について話し込んでいるシーンは、まるで昔からの友人の様で、ハッピーエンドで終わる映画はやはり良いと思いました。



◆個人的評価(10点満点):8

この記事へのコメント