confess, manipulate, recall, disciplinaryの意味 「NHK World Japan News」より

NHK WORLD-JAPAN Newsは、NHKが運営しているニュースサイトで、TOEICテストのリーディング力を養う上で、かなり有益なコンテンツだと思います。

5月28日(火)の、不祥事に対する懲戒処分をスズキが発表したことを取り上げた記事に、以下の文章がありました。

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Last month, the automaker reported to the transport ministry that workers had
carried out improper safety inspections on brakes and other parts.
The firm also confessed to manipulating pre-shipment inspection data
for fuel economy and exhaust emissions.
It recalled more than two million vehicles.

Following the revelation, the automaker announced disciplinary action for its executives.
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〔引用元〕
NHK World Japan News
“Suzuki announces disciplinary action after scandal"
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20190528_40/


(引用文の意味)
先月、自動車メーカーのスズキは、ブレーキやその他部品において不適切な安全検査を実施していたことを国土交通省に報告しました。
また、同社は燃費と排気ガスの出荷前検査において、データの改ざんを行っていたことを認めています。
これにより、200万台以上の車がリコールの対象となりました。

発覚を受け、メーカーは経営層への懲戒処分を発表しました。



この引用文には、見た事はあり何となく分かるものの、正確な意味を理解していない単語が結構出てきました。

1つ目の文章に出てくるtransport ministryは。そのまま訳せば運輸省。
運輸省は、2001年の中央省庁再編に伴い建設省、国土庁、北海道開発庁と統合して国土交通省になっています。
2008年1月8日の観光庁発足に合わせて、国交省の英語表記はMinistry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism となっています。

2つ目の文章に出てくるconfessは、「罪を告白する」「認める」。
manipulateは、「(~を)操作する」という意味で、ここでは「(出荷前検査のデータを)改ざんしていたことを認める」と訳しています。

3つ目の文章に出てくるrecallは、 「回想(力)」「 記憶(力)」「召還」といった意味の他、日本語にもなっている「リコール= (欠陥商品の)回収」を表します。
ここでは動詞として使われており、「回収する」という意味なので、ニュースでよく使われている表現の「リコールの対象になる」と訳しています。

4つ目の文章に出てくるdisciplinaryは、私は初めて見たような気がしますが、英検準1級レベルの単語だそうで「訓練の」「規律上の」「学問の」「懲戒の」といった意味の形容詞です。
今回の「disciplinary action」の他、「disciplinary measures」や「disciplinary sanction」等の名詞と組み合わせて、「懲戒処分」を表します。


今回、スズキが発表した経営層への懲戒処分内容は以下の通り

・鈴木修会長:7月以降の月額報酬を1年間無報酬
・鈴木俊宏社長:7月以降の月額報酬を6ヶ月間50%減額
・原山保人副会長:7月以降の月額報酬を6ヶ月間40%減額
・取締役および生産担当執行役員:7月以降の月額報酬を6ヶ月間30%減額
・松浦浩明生産本部長(取締役):5月31日付けで常務役員、6月の定時株主総会で取締役を退任

また、2018年度の賞与についても、鈴木修会長、鈴木俊宏社長をはじめとする代表取締役および取締役は辞退、執行役員は50%減額となっています。

89歳の鈴木修会長の権限がまだまだ強いのか、今回の処分内容には会長の意向が色濃く反映されているような気がします。
1年間無報酬という処分は、あまり見た記憶がありません。
勿論、今回の不正行為は重大な問題ですが、カリスマ経営者による強烈な危機意識が、会社及び商品に対するイメージダウンの抑制に結構つながっているように思います。

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