ヴィン・ディーゼル主演「ピッチブラック」のレビュー

Amazonプライムビデオで、ヴィン・ディーゼル主演の「ピッチブラック」を視聴しました。

【監督・脚本】デヴィッド・トゥーヒー
【製作】トム・エンゲルマン
【共同脚本】ジム&ケン・ウィート兄弟
【音楽】グレーム・レヴェル

「ピッチブラック」は、2000年に公開されたアメリカのSF映画です。
ヴィン・ディーゼルの出世作として知られており、これ以降、2001年公開の「ワイルド・スピード」、2002年公開の「トリプルX」と立て続きにヒット作に主演し、ハリウッドスターとしての地位を確立しました。

【キャスト】
リチャード・B・リディック:ヴィン・ディーゼル
キャロリン・フライ:ラダ・ミッチェル
ウィリアム・J・ジョンズ:コール・ハウザー
アブ〝イマム”・アル・ワリド:キース・デイヴィッド
パリス・P・オーグルビー:ルイス・フィッツジェラルド
シャロン〝シャザ”・モンゴメリー:クラウディア・ブラック
ジャック/ジャッキー:リアンナ・グリフィス
ジョン〝ジーク”・エゼキエル:ジョン・ムーア
グレッグ・オーウェンズ:サイモン・バーク
アリ:フィラス・ディラニー


「ピッチブラック」は、未知の惑星に不時着した宇宙船の乗組員が、生き残りを賭けてエイリアンと対峙するSF映画です。
約20年前の映画ながらSFXの出来も良く、エイリアンが襲ってくるシーンの迫力も十分にありました。
ただ、このようなSFアクション映画を見過ぎているせいか、あまり物語にのめりこむ事が出来ませんでした。

宇宙船が不時着した時点での生存者は9名で、これほど個性的な乗客が揃うかと違和感を覚えるほどの個性派揃いでした。
通常、このようなサバイバル映画だと、助かって欲しいと思うキャラクターを自然と思い浮かべることが多いのですが、「ピッチブラック」ではそれがありませんでした。
ただ、これは観客があまり感情移入せず、冷静にサバイバルを見守る為の製作者側の演出なのかもしれません。
ラダ・ミッチェル演じるヒロインのキャロリン・フライは、行動力があり正義感も発揮する魅力的な女性でしたが、冒頭でネガティブな演出がなされているところからも、そのような意図を感じました。

登場するエイリアンは、リドリー・スコット監督、シガニー・ウィーバー主演の名作「エイリアン」に出てくるキャラクターを少しオマージュしたような形状で、迫力がありました。
ただ、かなり下等な生き物のようで、圧倒的な数と戦闘力を持ちながらも協業は出来ず、共食いする始末。
名作「エイリアン」に似通ってしまいますが、もう少し知性のあるエイリアンを登場させた方が、更に恐怖感が増したように感じました。

この映画で良かったのは、残忍な囚人ながら自らの信念を貫く主人公を演じた、撮影当時32歳のヴィン・ディーゼルでした。
優れた嗅覚と、青い光を放ち暗闇でも見える目を使ってエイリアンを素手で始末するリディック役を怪演。
大御所のような存在になっている「ワイルド・スピード」シリーズのドミニク役とは異なり、若くて危険な雰囲気を、冒頭からラストまで発散させていました。


個人的にはあまり面白みを感じなかった「ピッチブラック」ですが、結構ヒットしたようで、2004年に主人公の名前を冠した「リディック」、更に2013年には「リディック: ギャラクシー・バトル」という続編が製作されています。



◆個人的評価(10点満点):5

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