吐山スズラン群落の風景写真

ニコンの一眼レフカメラD5300で、奈良市都祁にある吐山スズラン群落を撮影しました。
レンズは、D5300 AF-P ダブルズームキットに付属のAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRを使用しました。

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スズラン(鈴蘭)は、スズラン亜科スズラン属に属するユリ科の多年草です。
本州の中部以北、東北、北海道の高地に多く自生する「寒地性植物」で、北海道を代表する花として知られています。

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都祁エリアの最南端となる吐山は、標高が500メートルを超えており、冬の平均気温は0度前後と甲信越や東北の一部と変わらない寒冷な気候となっています。

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そのため、昔は辺り一帯にスズランが広く自生していたそうで、後醍醐天皇が南朝がある吉野に向かう途中にその香りに魅せられために、香酔峠(こうずいとうげ)と名付けられたと言われています。

現在は、吐山町を走る国道369号の西側、「つかはら自遊農園」の鶏舎に近い森の中に柵で囲われて、「吐山スズラン群落」として保存、整備されています。
スズランの群落が成立している南限地帯として,天然記念物に指定されています。


5月末から6月初旬にかけてが見頃ということで、今回は車で現地に向かいました。
名阪国道の針インターチェンジを降りて、国道369号を南に約10分ほど走ると、「吐山スズラン群落」案内板が見えてきました。

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しかし、周囲は地元の人が暮らす普通の集落で、駐車場らしきものがありません。
案内板を見ると、この先にも駐車場は無く、吐山公民館に駐車するように書いてありました。
そこで、来た道を1km弱戻り、公民館の西隣の駐車スペースに停めさせて頂きました。
基本的に、自由に停めてもOKのようですが、吐山町の方はとても親切。
私のようなよそ者が歩いていても挨拶して頂けるほどフレンドリーなので、公民館に誰か居られるようなら一声掛けたほうが良いと思います。

公民館から「吐山スズラン群落」の入口案内板までは少し距離があり、普通に歩いて10分位かかります。
また、369号は走りやすい道なのでスピードを出している車が多く、ツーリング中のオートバイ等も結構走っています。
ただ、歩道がきちんと整備されており、周りの景色も美しいので、ハイキング気分で快適に進むことが出来ました。

入口案内板からスズラン群落までは、約800mという表示がありました。
しかし、群落は高台にあるため、ここからは少し上り坂が続きます。
日頃の運動不足解消にはちょうど良い傾斜でしたが、足の不自由な方だと少し大変かもしれません。

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途中で左に曲がり、「つかはら自遊農園」の鶏舎の手前で更に左手に曲がると、クヌギやコナラに覆われた森が現れ、その奥にスズランの群落がありました。

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そんなに大きくはありませんが、きちんと区画されたスペースにスズランが群生していました。

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ややシーズンを過ぎていたのか、それほど咲いている花の数は多くありませんでしたが、スズランの形状をしっかりと確認することが出来ました。

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私は花には詳しくありませんが、それでも森の中に入った途端にスズランの芳香を感じることが出来ました。
小さい花が少し咲いているだけで、素人がはっきりと分かるだけの香りがするとは驚きです。
辺り一帯に自生していた頃、この芳しい香りが香酔峠の由来となったのも納得です。

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見た目の可愛さとは裏腹に、強心配糖体のコンバラトキシン等を含む有毒植物で、特に花や根に多く含まれているそうです。
この群落はきちんと管理されており、スズランを摘むことは当然禁止されています。


群落の左手は、柵伝いに上れるようになっており、この先にもスズランが生えているのかと思い上ってみましたが、途中からは進路が手付かずの状態になっていたので断念しました。
しかし、降り際に群落の様子を上方から撮影することが出来ました。

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