エディ・レッドメイン主演「博士と彼女のセオリー」のレビュー

Amazonプライムビデオで、エディ・レッドメイン主演の「博士と彼女のセオリー」を視聴しました。


【監督】ジェームズ・マーシュ
【脚本】アンソニー・マッカーテン
【原作】ジェーン・ホーキング「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」
【製作】ティム・ビーバン、リサ・ブルース、アンソニー・マッカーテン、エリック・フェルナー
【音楽】ヨハン・ヨハンソン

「博士と彼女のセオリー」は、スティーヴン・ホーキング博士と元妻のジェーン・ホーキングの関係を中心に描かれた伝記映画で、2014年にイギリスで製作されました。
ジェーン・ホーキングの「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」が原作となっており、ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインは、同年のゴールデングローブ賞とアカデミー賞で主演男優賞を受賞しています。

【キャスト】
スティーヴン・ホーキング:エディ・レッドメイン
ジェーン・ワイルド・ホーキング:フェリシティ・ジョーンズ
エレイン・マッソン:マキシン・ピーク
ジョナサン・ジョーンズ:チャーリー・コックス
フランク・ホーキング:サイモン・マクバーニー
イソベル・ホーキング:アビゲイル・クラッテンデン
ジョージ・ワイルド:ガイ・オリヴァー=ワッツ
ベリル・ワイルド:エミリー・ワトソン
デニス・シャーマ:デヴィッド・シューリス
ブライアン:ハリー・ロイド


映画のオープニングは、スティーヴンが友人と自転車で颯爽と駆け抜けていくシーンから始まります。
その後も、いかにもインテリといった感じの友人に囲まれ、ジェーン・ワイルドと恋に落ちていくキャンパスライフが描かれており、青春映画らしい雰囲気でストーリーが進んでいきます。
しかし、「筋萎縮性側索硬化症」と診断されるや否や状況は一変、博士は周りとのコミュニケーションを絶つようになります。

病気が進行していく展開で、大きな存在感を放っていたのが、ジェーン・ワイルドを演じたフェリシティ・ジョーンズ。
ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の主演女優賞は、ノミネートまでで終わりましたが、ホーキング博士を救い、その後の試練に立ち向かっていく姿、壊れそうになる姿、揺れ動く心を、見事に演じていました。


ストーリーも良かったです。
かなり演出を加えている様ですが、そのおかげで伝記映画とは思えないドラマチックな仕上がりになっていました。
ほとんどホーキング博士のプロフィールを知らない状態で見たので、後半のストーリー展開にはとても驚きました。

ただ、ホーキング博士が、何故名声を得るようになったのかについては、劇中でほとんど描かれていません。
その一方で、神の存在について博士に言及するシーンが幾つかあり、少し分かり辛いところも幾つかありました。
ホーキング博士の功績に対する知見があれば、より楽しめたのかもしれません。


「博士と彼女のセオリー」は、伝記が原作になったとは思えないほどドラマチックな作品でしたが、最大のトピックはやはりエディ・レッドメインの演技だと思いました。
実際のホーキング博士の動画と言えば、電動車椅子を操って語りかける姿しかありません。映画の冒頭は、病気を発症する前の博士の若い頃を、創造性を働かせて上手く演じているなあと思って見ていました。
しかし、ストーリーが進むに連れて、本物のホーキング博士自身が演じているのではないかと錯覚する位の、見事なシンクロぶりでした。
さすがは、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞のW受賞役者。
エディ・レッドメインの演技を見るだけでも価値のある作品だと思います。



◆個人的評価(10点満点):10

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