ジョン・トラボルタ主演「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」のレビュー

Amazonプライムビデオで、ジョン・トラボルタ主演の「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」を視聴しました。


【監督】フィリップ・マーティン
【脚本】リチャード・ドヴィディオ
【製作】アル・コーレイ、バート・ローゼンブラット、ユージン・マッソ
【製作総指揮】ジョナサン・ダナ、ランディ・ミシェル、リサ・ウィルソン、マイルズ・ネステル、ゴードン・ビーエロニック、フィル・スティーヴンソン
【音楽】ロブ・ケアンズ

「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」は、2014年に製作されたアメリカ映画です。
原題はThe Forger。
forgeは、「鍛冶場」や「鉄工所」等を表す名詞の他、(鉄などを)「鍛えて造る」という動詞にもなります。
更に、動詞では「でっち上げる」「偽造する」といった意味にもなります。
これに接尾辞のerが付いて、forgerは「鍛冶屋」、「鍛冶工」、「偽造者」等を表します。

この映画は、名画の模写を行う画家が主人公なので、「偽造者」の意味で使われています。
THE FORGERだけでは分かりにくいので、邦題にはサブタイトルが付いていますが、ちょっと間延びした感じがします。

【キャスト】
レイモンド・J・カッター:ジョン・トラボルタ
ジョセフ・カッター:クリストファー・プラマー
ウィル・カッター:タイ・シェリダン
ペイズリー捜査官:アビゲイル・スペンサー
キーガン:アンソン・マウント
カール:マーカス・トーマス
キム:ジェニファー・イーリー


主人公の天才贋作画家レイモンド・J・カッターを演じたのはジョン・トラボルタ。
ジョン・トラボルタと言えば、1977年の「サタデー・ナイト・フィーバー」で一気にスターダムにのし上がり、続編の「ステイン・アライブ」でまさかの酷評。
90年代のクエンティン・タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」で復活、以後「ブロークン・アロー」や「フェイス/オフ」といったアクション映画や、ミュージカル映画の「ヘアスプレー」等で話題になる等、息が長い活躍を続けている役者さんです。
どの映画でも存在感のある演技を見せていましたが、天才芸術家ながら不器用で、何とかして息子との溝を埋めようと奔走する今回のレイモンド役が、個人的には一番カッコ良く思いました。


トラボルタが演じるレイモンド・J・カッターは、天才的な腕を持つ画家。
しかし、犯罪組織のボスと知り合いで、刑務所に入っているアウトローな芸術家です。
このアンバランスな役どころが、トラボルタにピッタリ。

喧嘩も強いというキャラクター設定で、格闘シーンもそこそこ入っており、アクション映画好きにも楽しめます。
形勢不利な状況から鉄パイプかバットを車のトランクから取り出して、悪党をなぎ倒す長回しのシーンには、思わず笑ってしまいました。
一方、名画強奪計画を遂行するシーンは、派手さこそありませんが緊張感の漂う仕上がりでした。


映画の主軸は、レイモンドと癌を患い余命僅かとなった息子のウィルとの関係。
そこに、レイモンドの父であるジョセフとの関係も絡みつつ、ストーリーが展開していきます。

トラボルタだけでなく、ジョセフ役のクリストファー・プラマーと、ウィル役のタイ・シェリダンの演技も見事で、死を目前にした難しいテーマでありながら、重過ぎる雰囲気になることもありませんでした。
ラストシーンもとてもナチュラルで、ここで終わりを迎えるのが少し残念に思えるほど、3人のつながりが心地良く感じられるヒューマンドラマでした。



◆個人的評価(10点満点):10

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